ED(勃起不全)は不健康な生活習慣病が原因の一つで、特に喫煙と関連しています。 実は喫煙は日本性機能学会の診療ガイドライン上も勃起不全の代表的な発症リスクファクターとして記載されています。EDの80%以上が喫煙者という情報がそれを裏付けています。

EDとタバコ

EDとタバコ

まず勃起は性的な刺激があたまからの合図により、神経を介してペニスに伝わると、ペニスの動脈が拡がり血流が流れ込みます。ペニスにあるスポンジ状の海綿体が、流れ込んだ血液をぐっと吸い込み、大きくなる状態が正常な勃起です。EDの場合、ペニスの動脈の拡がりがうまくいかない、血液が流れ込まず、勃起につながる神経系のどこかがダメージを受けているため、硬くなるのに時間がかかったり、勃起が十分に続かなかいわけです。

タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる強い効果があります。タバコを吸うと、海綿体やペニスの血管の機能に異常になってが、血流が阻害され、その結果血行が悪くなり、結果、勃起機能が低下します。さらに日常的に喫煙する事で、血管が萎縮しきった状態と、ドロドロで流れが悪くなった血液のせいで、慢性的なEDになる事もあります。ちなみに、自分が吸わなくても、日常的に副流煙を吸う状況では、ほぼ同じ影響を受けてしまいます。タバコを吸わない人と比較してみると、1日11~20本吸う人は約1.5倍、21本以上では1.65倍と、タバコの本数が多い人ほどEDのリスクが高くなります。

また、「たばこには老化を促進させる物質が含まれ、動脈硬化を進行させるので、長期的に見ると勃起に悪影響をもたらします。それだけでなく、たばこには血管を収縮させる効果があるので、勃起に悪影響を及ぼします。ED治療薬の効果がタバコで落ちる場合もしばしばあります。せっかく効いているED治療薬をタバコがしぼませてしまう。実にもったいないことです。

タバコを嗜好する人

まとめ

日本のタバコを嗜好する人口は現在も男女合わせて2084万人も存在し、 これは日本人の6人に1人に相当する数です。 また男性のみの場合が1562万人になるので、EDの80%以上が喫煙者というデータからみれば、日本人男性のED発症人口1130万人をはるかに超えています。ED治療にはまずタバコをやめるべきです。